Manhattan Portage BLACK LABEL Presents
表現者がセレクトするブラックレーベル

B SALONvol.16

今夜のオーナー

小畑多丘

B-BOY彫刻家/現代アーティスト

BAG:SOUTH STREET BACKPACK

̶̶小畑さんがManhattan Portageの存在を知ったのはいつでしたか? そのときの印象はどうでしたか?

気が付いたら知っていた感じがしますけど、Manhattan Portageには「ストリート」というイメージがあって、ラベルが付いたメッセンジャーバッグを思い出します。記憶にあるのは黒と黄色のメッセンジャーバッグなんですけど、僕はどちらかと言うとバックパック派でした。

̶̶Manhattan Portage は1980年代からあるんですよ。本日は、Manhattan Portage BLACK LABELのバックパックをお持ち頂きましたが、使い心地はいかがでしたか? 普段からバックパックを使うことが多いですか?

そうですね。今もバックパックが多いです。シンプルなタイプのものが好きなんで、このバックパックはいいですね。オールブラックだし、ナイロンがツルツルした滑らかな素材なので、引っかからずにさっと背負えるところもいいです。Manhattan Portageって、ロゴのラベルが大きく目立っているイメージがあるんですけど、このBLACK LABELは、ラベルをさり気なく、黒くしているのもいいですね。最近は車での移動が多いのでバックパックを助手席に置いて、運転席からすぐに物を取り出せるようにしています。

̶̶バックパック歴はもうどれくらいですか?

中学生からなんで、もうずっとですね。うちの前の通り沿いにPRO LINEというスケートボードショップがあって、中学生の頃はそこで買った真っ黒なスケートボードブランドのバックパックを背負っていました。その店はデッキを組み立てることが出来て、当時は店の近くにある航空公園に行ってスケボーをしていました。僕も中学生の頃にスケートボードを買って、組み立ててもらったんですけど、自分の家の庭でスケボーしてましたね。

̶̶まさかのB-BOY話ならぬ、スケートボード話とは!

うちの前の通りを、スケーターの人たちが、店のある坂の上から音を立てて降りていくんですけど、その姿がめちゃ格好良かったことを覚えています。僕が子供の頃は、スケートボードの方がカルチャーとして人気があったんです。でも見た目が金髪のロン毛だとか、ピアスだとか、僕は子供だったんでちょっと怖くて(笑)。だけどそのスケートショップに父親と一緒に行ってバックパックを買ってもらいました。自分がブレイクダンスを始めたのは、その後なんですよ。

̶̶最初に買ったバックパックの記憶になんとも時代を感じます。

物心付いてバックパックを買ったのは、それが最初です。中学のときは、それまで学ランだったのが、僕たちの代からブレザーになったんで、ズボンを腰履きしてバックパックを背負っていました。それからしばらくしてアウトドア系のものも人気が出てきたんで、自分も買っていましたね。その頃は『稲中』(『行け!稲中卓球部』)が流行っていて、リーダーの竹田がそういう感じのバックパックを漫画の中で背負っていたんで、自分もそれを真似して背負ったりしていました。

̶̶普段、バッグの中には何が入っていますか?

大判のタオル、傘、スケッチブックは必ず入っていて、シールやステッカー、ティッシュ、あとは飴やガムですね。バッグは同じものを使っていることが多いので、それぞれのものが入っている場所はだいたい決まっています。

̶̶Manhattan Portageはニューヨーク発のブランドですが、ニューヨークはどんな街の印象がありますか?

ニューヨークのイメージと言えば、ヒップホップですね。あとは冬が寒い(笑)。でもニューヨークは、冬服が格好いいっていうイメージがありますね。実際には、個展をやったそのときにしか行ったことがないので印象はそれくらいなんですが、それよりも中学生の頃に観たヒップホップのPVのイメージが大きいですね。あとはNEW YORK CITY BREAKERSの映像とか、映画『BEAT STREET』とか、その感じのニューヨークへの憧れは大きいです。

̶̶ところで最近は、平面の作品を制作されていますが、何か特別な理由はあるんですか?

今年はパリ、ロンドン、東京で展覧会をしているんですが、個展イヤーと考えていて、さらに平面イヤーでもあるんです。それまでずっと制作をしてきた彫刻は、ロンドンの展示で作り終えているのと、単純に彫刻を彫る道具をロンドンに置いてきてしまったというのもあるんですが、コロナ禍で日本にいる時間が長くなってきたこともあって、どんどん平面の作品を描いています。

̶̶本日、制作中の作品も、これまでに観たことのない作品だなと思いました。

新しい手法なんですけど、白いキャンバスに黒をバーと塗って、それを削り出して、削り出されたインクをもう一枚のキャンバスに描いているんです。彫刻のように木を彫り出す作業はカービング、粘土のように無いところからあるものを作ることをモデリングと言うんですが、2枚あるうち左がカービング、右がモデリングになっているんです。僕は彫刻をメインにやっているので、なるべく彫刻の思想を平面にも入れていきたいんですよね。

̶̶最後に、Manhattan Portage BLACK LABELに期待することはありますか? こんな感じのバッグがあったらいいなとか。

さりげなさを感じさせる黒のラベルがBLACK LABELのポイントだとも思うので、ラベルのレイアウト位置がバッグの下の方にあるモデルも個人的には嬉しいですね。

小畑多丘(オバタタク)

1980年埼玉県生まれ。B-BOY(ブレイクダンサー)として活動する傍ら彫刻を軸に美術を学び、2008年に大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。大学院在籍中よりB-BOY彫刻家として精力的に活動を行い、これまでに東京、ニューヨーク、シンガポール、パリ、ロンドンなど国内外で展示会を開催。2020年は、キャンパスペインティングの作品も多く制作中。

小畑多丘個展「LET'S MOVE IT」
~2020.08.30
at: PARCEL 東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-1-1F
Open: Wed, Thu, Sun 14:00-19:00 / Fri, Sat 14:00 - 20:00
Closed: Mon, Tue, National holidays 月火祝休
http://parceltokyo.jp/exhibition/lets-move-it/


SOUTH STREET BACKPACKItem No.MP1274TWLBL

¥31,900

CORDURA® Twill Nylonの素材に合わせデザインされた、BLACK LABELの新シリーズ。柔らかく艶のある質感を活かした丸みを帯びた形状になっており、持ち手部分に繋がるシートベルトテープは、持ち運びに便利なだけでなく生地を補強する役目も果たす。背面部にはPC収納スペースがあり、衝撃を吸収できるようにクッション性の高い素材を採用。前部分にはジップポケットやメッシュポケット、仕切りポケットなどサイズの異なる多様なポケットが備わり、機能性の高いバックパックに仕上がっている。
ITEM PAGE

Photo: Takao Iwasawa
Text: Kana Yoshioka